母星からの来訪者 (EVEOnline IF SS)

~♪~~♪

誰が立案したのか退屈で忌むべきストラクチャ撃ちのOPフリートのVCにFCの歌声が響く。
開拓移民として母星を離れた後、ワームホール崩壊により母星との交信が途絶え、
文明の崩壊と再生を幾度と繰り返してもなお、連綿と歌い続けられて来た我々の母星の歌だとそのFCは言っていた。

既に持ち主に放棄され、なすすべなく撃たれ続け崩壊しつつあるストラクチャを眺めつつ、
誰もがOPサクセスを確信した頃、フリートの主武装が自動攻撃を行うドローンと言うこともあり、
フリートの末端構成員達はOP参加の裏でマーケットの操作や動画サイトの巡回など思い思いの作業にふけっていた。

そんな中、まじめにコンソールで周辺を監視していた誰かが叫ぶ。
「所属・型式不明艦!サイノ上げた!」

すかさずFCが「キルサイノ!キルサイノ!」と叫び、
長距離ジャンプの到着地点ビーコンとなるサイノシュラルフィールドを発生させる艦の破壊を命じる。

しかし、そのサイノは通常のものよりも明らかに出力が高く、我々の知っているサイノとは違った。
「いや、この出力は普通のサイノじゃないし、波長も全然違うぞ!」
「それじゃあ、普通じゃないものが飛んでくるに決まってるだろ!つべこべ言わず早く落とせ!」

ストラクチャ周囲に散り散りになっていたドローンがサイノ艦を射程内に納めるにはどうしても移動に時間が掛かり、
攻撃対象の変更が早い、質量弾やビームを打ち出す艦載砲を主兵装としなかったことが悔やまれた。

ッココココココココーン!!

味方の援軍のものであればさぞ安堵するこの独特のジャンプアウト音も、
明らかに味方ではない相手のものだと絶望するしかない。
皆、決死を覚悟した。

我々の技術であれば精々半径30km程度のワープ妨害バブルが星系全域規模で掛けられた上、
これもまた規格外に強力なECMバーストによりロックオンが行えず、対抗手段が全て無効化された。

既にFCは匙を投げ、末端構成員の面々は馴れた様子で高額脳内インプラントを引っこ抜いたり、
未知の艦船のスクリーンショットを撮り、SNSに投稿していた。

ジャンプアウトしてきた正体不明のフリートと言えば、何故か攻撃はして来ず、
オープンチャンネルで未知の言語を繰り返しており、サンプリングして自動翻訳するとこう言っていた。

「JASRACのものです。著作権使用料の徴収に参りました。」

 

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JASRACの件で、Rollstone氏が良くVCで歌うのを思い出し、
変な電波受信したので書いてみました。

本当にジョビ以上の技術で著作権使用料徴収しに着そうで怖い。

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